東京メトロの車両が石川にやってきました

こんにちは。年始以来の更新となる笹雪です。
今回も鉄道ネタです。写真多めです。

さて、先日7月11日から12日にかけて、東京メトロ日比谷線で使用されていた車両(03系)が埼玉の越谷から石川の松任まで走りました。甲種輸送と呼ばれる、JR貨物の機関車が車両を牽いて輸送するというものです。今回はその車両輸送を撮影したので、それについての記事です。

7月12日、前日に03系の甲種輸送が石川に来ると知った私は迷わず撮影に行くことを決めました。向かうのは倶利伽羅駅。北陸新幹線が開業する前はよく通って撮影していた場所です。16時ごろに倶利伽羅駅に到着。弱い雨が降る中、駅から少し歩いた場所にある踏切脇へ行き、機材を準備して待機します。

よく通っていた当時(新幹線開業前)は特急列車がよく走っててあまり退屈しませんでしたが、第3セクターに移管された現在は通過する列車が少なく寂しかったです。

前走の413系「とやま絵巻」

前走だった初撮影の413系「とやま絵巻」が通過した約20分経った17時40分、本番の03系の甲種輸送列車が来ました。

牽引はEF510のトップナンバー機
遥々関東からやってきた03系車両

鉄道撮影でシャッターを押すときに緊張で手が震えたのは本当に久々です。県境にほど近い山間の小さな駅を地下鉄の車両が通過するのはどこか不釣り合いで、いざ実際に見たときは日比谷線の車両が本当に石川にやって来た、と不思議な感覚になりました。
撮影した写真を確認した後、撤収して駅へ戻り金沢行きの列車に乗ります。津幡で輸送列車を追い越して金沢駅で降り、ホームでもう一発撮影します。

18時25分、輸送列車が金沢駅を通過します。金沢駅を通った、ということを記録したくて駅名標を入れて撮影。
撮影してすぐに発車する福井方面行きの列車に乗り、輸送列車の終着である松任駅まで乗車します。18時40分、駅に到着したときには入れ替え作業が始まっており駅の西側へ移動している最中でした。

鉄道ファンだけでなくその場に居合わせた仕事や学校帰りと思われる人もスマホなどのカメラを向けていました。

18時55分、転線して長岡から牽いてきた機関車が切り離され、松任駅の北側にある車両所へと連れていく機関車の連結を待ちます。その間には駅を通過する特急列車や停車する普通列車など北陸本線の営業列車との並びも見られました。

最奥で待機しているのが03系を車両所へと連れていく機関車

15分程経って隣で待機していたディーゼル機関車が動き出し、19時14分、03系に連結されます。

連結器が特徴のDE10 1035号機

連結作業が終わると再び駅の西側に移動し、車両所への引き込み線へ転線します。

推進運転で引き込み線へ入る

19時30分ごろ、多くのギャラリーが見守る中、機関車に押されながら03系はJR西の車両所へと押し込まれていきました。

搬入を見届けて金沢駅へと戻って帰宅し、行程を終えました。私事ですが12日当日は金工大生必修の穴水研修から帰ってきた日で、研修中の雨中のカッター漕艇で酷使された体で撮影へ行ってました。そのおかげで翌日の筋肉痛やら体の痛みが辛かったです…。

今回輸送された03系は今後、車両所内にある工場で改造を施された後、北陸鉄道浅野川線に投入されるそうです。浅野川線の車両が更新されるのは25年ほど振り。今後行われるであろう陸送や試運転もできる限り追っていきたいと思います。

追記:譲渡された03系のその後の記事はこちらです。松任工場での内灘駅への搬出の準備から浅野川線での1回目の試運転までを書いてます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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