皆さん、こんにちは。
期末テストと資格試験でヒーヒー言っていたSHIENです。
「白山麓キャンパスへ行ってみた(前編)」はご覧いただけましたか?まだご覧になっていない方はぜひご覧ください。
今回は中編として、学生寮と研究を取り上げたいと思います。
Innovation Hub と同じ建物内には、ボルダリングができる壁があります。高専の学生が空き時間に利用したり、近くの子供たちが遊びに来たりしているそうです。
チー牛先輩もボルダリングに挑戦‼
とは言うものの、石に手をかけて登ろうとしただけで腕が終わったそうです。
次は高専学生寮へと向かいます。
高専学生寮
国際高専の1・2年生は全寮制であるため、キャンパス内に学生寮があります。
1つの空間に6人まで利用することができます。
フリースペースには、電子レンジや冷蔵庫などがあり、楽しく談笑できる空間となっています。
穴水では複数人が同じ部屋で寝泊まりしていましたが、ここでは一人ひとりに部屋があり、各々が自由に時間を過ごすことができます。
部屋はこんな感じです。
デスク、ベッド、クローゼットがあります。エアコンも設置されており、快適に過ごすことができます。
いびきがうるさくて眠れない、なんてことは無くなりそう…
シャワー室も2室あります。
KIT Innovation Hub
続いて、地方創生研究所として機能する KIT Innovation Hub を紹介します。
白山麓キャンパスを「里山都市」と位置付け、里山の自然との共生による豊かなライフスタイルを研究し、ICT、IoT、AIなどを駆使することで、防災やエネルギー、教育、医療、福祉、産業の発展をもたらす技術やシステムを開発しています。
SDGsの達成を目指し、産学官が連携して多彩なプロジェクト活動を行っています。
研究プロジェクトは主に3つあるので、それぞれ紹介していきます。
5G
最近話題となっているドコモ5Gが白山麓キャンパスで使うことができます。
そもそも、5Gとは何なのかをおさらいしておきましょう。
5Gとは、第5世代移動通信システムのことで、「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」という特徴があります。4K・8KやAR・VRの映像の伝送や自動運転、遠隔医療などを実現することができます。
白山麓キャンパスの5Gサービスは、金沢駅や香林坊などとともに、令和元年9月20日に北陸3県で初めて開始されました。
5G環境を活用した研究・実証実験で、データ分析や人材育成を図っています。
エネルギーマネジメントプロジェクト
電気と熱の地産地消を目指し、エネルギーマネジメントプロジェクトを行っています。
右奥の青い箱は蓄電池です。
自転車で電気を作ります。
太陽光発電も行っています。
発電した電気は、コテージにある電化製品に活用されます。また、コテージ間を直流の電気と温水配管により接続し、多種多様な再生可能エネルギーとEVを活用しています。
この他にも、風力発電やこれから紹介するバイオマス発電もこのプロジェクトに活用されています。
バイオマスシステムといちご圃場
まずは、バイオマス発電について見ていきましょう。
この機械におがくずを入れて、木材チップを作ります。
これができた木材チップです。
写真左はバイオマスボイラー、右はスターリングエンジンです。
ボイラーの中に木材チップを入れて燃やします。
ボイラー内は768℃まで上昇しており、部屋が暑かったです。
この熱を利用して水を温水へと変換し、コテージの温水暖房器やいちご圃場の熱暖房として利用しています。
これがいちご圃場です。
ハウスの骨格となる木材には、石川県産材の能登ヒバを使用しています。木造ハウスは、熱伝達に優れ、雪の重みに強いため、低ランニングコストで、年間を通した栽培ができます。
ここでも、5Gを利用しており、遠隔で室温管理や水やりができます。
ここで栽培されたイチゴは、学食で提供することも検討しているようですよ。どんなイチゴができるのか楽しみですね。
中編はこのあたりで終わろうと思います。次回は「白山麓キャンパスへ行ってみた(後編)」を紹介します。あのチー牛先輩のサービスショットもあるかも⁉お楽しみに‼