日本のカブト・クワガタ特集! その1

お久しぶりです。金沢工業大学写真部の虫部員ことトラクワガタです。

今年の夏を通しての昆虫写真、昆虫採集の結果ですが…

7月中は基本的に夕方から深夜にかけてしか活動できる時間がなく、採集に関しては満足できる結果となりましたが、写真については全く撮れず惨敗。8月中はみなさんも知っての通り猛暑of猛暑の日々でしたので、昆虫もなかなか活動せず採集も撮影も行けず終い。やっと涼しくなった9月。「よし!虫がいるかはわからないけど撮り(捕り)に行こう!」と思いましたが、季節外れの梅雨と言わせんばかりの大雨、台風ラッシュ。9月は晴れ間を縫ってできる限り虫のもとに出向き昆虫撮影の日々でした。これから発生する個体数も減るのにこの調子で大丈夫なのでしょうか…などと不安になりながらも近所の公園で90㎜マクロを装着してカメラを振り回している私が9月までの私です。

 

そんな虫が好きな人にとっては鬱になるんじゃないかと思うほどの今年の夏ですが、なんだかんだ言っていろいろなカブトムシ、クワガタに出会えました!ということで今回は国産カブト・クワガタ特集をします!!

 

日本にはカブトムシとコカブトの2種のカブトムシ、約13属、亜種を含めると50種にもなるクワガタたちが生息していると言われています。(クメジマカブト、オキナワカブト、ツチヤカブトについてはカブトムシにまとめさせていただきます。)意外と日本のカブト、クワガタと言ってもこんなに種類があることはご存じない方が多いのではないでしょうか?今回紹介する虫はそのほんの一部ですが、身近な虫に興味を持ってもらえたら嬉しいです^^

 

1.カブトムシ(Trypoxylus dichotomus septentrionalis

日本の虫と言ったらやはりこの虫でしょう!カブトムシ!名前の由来は言うまでもなく大きな角です。分布は北海道から沖縄にかけて日本全土に分布していると言われていますが、北海道、沖縄などの離島の個体の分布に関しては人為的なものであるとされているそうです。また、本種は中国、朝鮮半島に分布するタイリクカブトの亜種とされています。

 

2.ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus

大きく湾曲した大あご。赤みのある体。大変人気のあるクワガタです。街灯、樹液での採集もしやすく、昔捕ったもしくは今年見かけた人も多いのではないでしょうか?本種は大型の個体と小型の個体であごの形が大きく変わってくることでも知られています。また、日本本土に生息している個体も大変人気がありますが、トカラ列島に分布しているトカラノコギリクワガタも体色、顎の形状が美しく人気があります。

 

3.ミヤマクワガタ(Lucanus maculifemoratus

頭部に冠を連想させる大きな突起があり、内歯がごつごつとした国産の大型のクワガタ。本種もノコギリクワガタ同様、街灯、樹液での採集が容易です。ただ、名前にもある通り「深山」すなわち、ある程度の標高を有する地点にしか生息していません。

 

4.コクワガタ(Dorcus rectus

このクワガタは国産クワガタの中でも私が特に好きなクワガタです。小柄でありながらも非常に丈夫で越冬をします。採集に関してはどこにでもいると言ってもいいほど全国に分布しており、住宅街でもよく目撃されている。よく見るとすらりとした大アゴにがっしりとしたボディ。それでもって手に乗せてみたら小さくてちょこまかとしてかわいい。とてもいい虫だとは思いませんか?

 

5.オオクワガタ(Dorcus hopei binodulosus

かつては「黒いダイヤモンド」とも言われていたほどの高額での取引が行われていたクワガタ。その人気は衰えることなく今もなお、マニアの間で人気の一種です。極太血統、大型血統(ギネス血統)など多くの血統が確立され、今日出回っている飼育個体は何らかの血統を持っていると言っても過言ではないでしょう。私の個体は53㎜と大分小さい個体ではありますが、赤目の珍しい個体です!

今回はここまでです。ストックしてある国産種をこのブログに書ききりたい気持ちも山々ですが、これ以上書いてしまうととんでもない長さになってしまうので、ここでいったん区切りらせていただきます(笑)次回のブログも今回同様に国産種特集です!また、次回は加えて重大告知も用意しておりますのでお楽しみに!

 

to be continued…

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