写真講座2

今回の記事は前回の記事より実践的な要素を紹介します。
内容は初心者の方にもわかりやすいようにできるだけの工夫をしています。

写真の構図

写真の全てを決める最も重要な要素が「構図」です。
構図に正解や決まりはないため、私の説明は個人の意見程度で聞いて貰えればと思います。

構図を決める中で重要なことは
・「無駄なもの」を入れない
・「見せたい被写体」をハッキリとする
・写真の中に「物語」を作る
この3つが重要になります。

・無駄なものを入れない

例として1枚の写真を挙げます。写真には「無駄なもの」が2つあります。

上の場面で主役となるのは人力車ですが、この写真上では小さいためインパクトがありません。人力車より上の「飛騨さしこ」が目に付きます。そして、右下にある車が周りを反射しているため、小さいですがかなり目立ちます。
この写真で無駄なものは「看板」と「車」です。

修正後

上の無駄なものを切り取った写真です。先ほどより人力車に目が向くようになりましたが、左の白い帽子の人が目立ってしまうようになりました。
この写真は撮影時にもう少し周りを見るべきだった写真です。

写真の中に「文字」を入れることはおすすめしません。写真を見た人は文字ばかりに目が向いてしまうため、他のこだわった部分に気づいてもらいにくい写真になってしまいます。

撮影時には気づきにくいですが、写真の四隅・端はとても重要です。
修正後の写真の右下にある影も私は気になります。
写真の端まで意識して撮影をすることができれば、より魅力的な写真を撮ることができます。

・「見せたい被写体」をハッキリとする

写真には「主役」が必要です。主役は1枚目の写真のような1つの被写体を写すだけでなく、2枚目のように画面全体で表現することもあります。

「見せたい被写体」がハッキリしていない写真が最初の人力車のような写真です。主役となる人力車の魅力が弱く小さいため、見る人はどこを見れば良いのかわかりません。自分が何を撮影したいのか、何を伝えたいのかをハッキリとすることが重要です。

主役を際立たせる技法の1つとして「明暗差を作る」というものがあります。
上の葉と雪の写真では葉の周りを若干明るくしています。
桜の写真では後ろの木々を黒潰れする寸前まで明るさを落としています。
写真を見たときに目が向きやすいのは明るい部分ですが、暗い部分まで作り込まなければ「作品」にはなりません。

・写真の中に「物語」を作る

上の写真は私が京都を観光した際に下鴨神社で撮影した物です。
観光地では訪れた場所を記録するためにこのような写真を撮りますが、これでは「作品」として少し物足りない写真です。
この写真を見た人に伝えられることは「下鴨神社の門」程度の情報しかありません。

昨年のフォトマッチで使用した写真です。
被写体は船と人で周りは海というシンプルな構成です。
写真を見たときに「船」「人」以外の情報として使い込まれている道具からこの人の生活を感じさせるような作品作りを意識しています。

ただ何かを撮影しただけの写真ではなく、写真1枚から様々な物語や背景を想像できるような写真撮影を意識できれば、表現力はかなり上がります。

構図の基本

写真の構図には基本となる形がいくつか存在します。

この図は「三分割法」「日の丸構図」を表しています。
写真を撮影するときにこの図を意識すると構図が身につきます。

「三分割法」

上の図から赤い円を取り除いた部分が三分割法の構図です。
一番使いやすく、多用される構図となります。
4つの点の位置に被写体を置く、線で分割するなど様々な使い方があります。

鳥・山・空での分割

上の葉や船の写真では4つの点の位置に被写体を置いています。
三分割法は被写体や撮影する場所に制限されることが少なく、様々な場面で使用することができます。

「日の丸構図」

日の丸構図は被写体を真ん中に置いた構図です。日の丸構図はダメだと言われることが多い構図ですが、最初に身につけるべき構図だと私は思います。被写体が中心にある状態で撮影の設定、ピント合わせができなければ他の構図での撮影は出来ません。
技術的な理由の他に、日の丸構図は被写体が中心に来るため撮影者が何を撮影したいのかがわかりやすいという理由もあります。


写真講座は以上となります。

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