新入部員の募集にWebサイトとTwitterが大活躍しているという話。Webサイト導入前後の比較。

みなさんの大学ではどのように部員を勧誘や部活動の情報発信を行っていますか。今回は金沢工業大学写真部がどのように部員募集を行っているか、2018年度と2019年度の部員募集の事例を紹介します。

1.金沢工業大学の部活勧誘事情

まずは前提として、金沢工業大学ではどのような部員勧誘活動ができるのかについて説明します。

「Webサイト・SNSでの情報発信」

WebサイトやTwitter・Facebookなど、ネット上での部員募集の情報発信については特に制限はありません。2018年度・2019年度は3月下旬から4月下旬まで、部員募集の情報を発信しました。

質問がある新入生に対しては、2018年度はpeing 質問箱 / Twitterで、2019年度はWebサイトとTwitterで回答しました。

4月はじめの1日のみ「部活見学」

金沢工業大学では、部活動・同好会・サークルなどが、学内でビラ配りなどを行うことはできず、学内では4月はじめに1日だけ行われる、新入生向けの部活見学イベント(オリエンテーション)でしか勧誘を行うことができません。

他の大学の新入生勧誘で行っている「机だし」とかに近いかたちのものです。

2019年度の部活見学での、写真部のブース

この部活見学のときだけ、ブース周辺でのビラ配りは許可されています。ブースに来た新入生に活動の内容などを説明し、その後 興味があれば部室見学に来るよう促します。

この部活見学は任意参加なので、基本的に課外活動に興味のある学生だけが見学にやってきます。配れたビラの量はだいたい200枚ぐらいでした。

4月はじめ~4月中旬「部室見学」

部活見学(オリエンテーション)が終わった後は、4月中旬まで平日 15:00~19:00に部室に見学に来た新入生に活動内容の説明などの対応をし、入部する意思があればここで正式に入部ということになります。

学内での勧誘は禁止されているので、別の場所で人が立って部室へ誘導したり、ビラ配りなどはできません、WebサイトやTwitterで情報を発信して、新入生がやってくるのを待つのみです。

部室見学期間の部室前

ここでは先ほどの部活見学に来た新入生はもちろん、WebサイトやTwitter、大学側が発行している部活動紹介冊子などで写真部を知った新入生が、部室の見学にやってきます。

2. 2018年度と2019年度(Webサイト導入後)の比較

ここから本題の2018年度と2019年度(Webサイト導入後)の比較をしていきたいと思います。

比較には部室見学に来た新入生全員に回答してもらった、アンケートを用います。アンケートでは学年・学科等の基本的な情報に加えて「写真部を最初にどこで知ったか」「(それ以降に)どこで写真部の情報を入手したか」に答えてもらっています。

見学者もせいぜい数十人ですし、科学的に条件を統制して実験みたいなことをしている訳ではありませんので、あくまで参考程度にご覧ください。

3. 部室見学者の入部状況

部室見学者は4月はじめ~中旬で例年はおおむね30人程度です。

部室見学に来た人の入部率という点では、2019年度のほうが低いですが、部室見学者は29人増、入部者は9人増となりました。

4. 写真部をどこで知ったか

次に部室見学に来た人が、どこで写真部を知って部室に来たのかを見てみましょう。

2018年度

2018年度はTwitterで写真部を知って部室見学に来て、入部した人が、圧倒的に多かったです。

なお、「入部者のみ」には退部した人は含まれていません。

「大学資料」は入学時に新入生全員に配布される「図南の翼」という、大学の公認の部活動・同好会が掲載されている、部活動紹介冊子です。「その他」には、知人・友人伝いで知った、部活見学で知った等が含まれています。

2018年度4月時点では現在のWebサイトがなかったので、Webサイトで知ったという人はいません。

2019年度

2018年5月に現Webサイトをオープンしてから、はじめての部員募集となった2019年度。部室見学者、入部者ともに増加しました。

Twitterで知って見学に来る人は2018年度と同様にそこそこいます。ただ入部する人は2018年度と比べると少し減ってます。(実は8人 Twitterで写真部を知って入部してきましたが、4人 半年以内に退部しているので「入部者のみ」のところから除外しています。)

大学資料で知った人は、2018年度と比べると9人増えていますが、掲載している内容は2018年度と変えていないので、これは原因が分かりません。ただ、依然として大学資料で写真部を知った人は、あまり入部しないようです。

Webサイトを見て写真部を知って見学に来た人は11人で、うち8人が入部しました。

5. 入部した部員のうち、Webサイト観て見学に来た人数

部室見学に来た人には、「最初にどこで写真部を知ったか」に加えて、「(それ以降に)どこで写真部の情報を入手したか」についても回答してもらっています。

2019年度入部者(すでに退部した者は除く)のうち、「Webサイトのみを観て見学に来た人」は8人、Twitterや大学資料等で写真部を知ってからWebサイトを観た人は3名となりました。結果、2019年度の入部者のうち半数以上が部室見学に来るまでに写真部のWebサイトを閲覧していることになります。

6. 大学の資料はあまり頼りにならない

Webサイトと同様に、入部した部員のうち何人が大学の資料(部活動紹介冊子)で写真部を見たのか数えてみると、2018年は1人、2019年は4人でした。

つまり、大学側が発行する資料が多少なりとも役に立っているのは間違いないですが、その資料だけで集められる部員の数はごく少数だということです。ですから「新入生全員に配られる大学の部活動紹介冊子に情報を掲載したから、それだけでOK」なんていう部員募集はもう成り立たないのです。

7. さいごに

分析というほど、たいそうなものではありませんが、今回のように情報を整理してみると色々なことが見えてきます。部員募集もネットの時代となった今、TwitterやWebサイトなどは部員募集に欠かせないものだということが分かります。

ただ勘違いしてはいけないのは「Twitter」のアカウントがあればいい、「Webサイト」があればいいというわけではなく、新入生に写真部がどんな活動をしているか分かるように、日ごろからコツコツ、情報発信・コンテンツを更新してく必要があります。ちゃんと更新されていれば、活発に活動していることのアピールにもなります。

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